幼稚園の玄関に豚が7匹います。大きい豚が1匹、中くらいの豚が2匹。小さな豚が4匹です。5匹が黒豚、2匹が金豚。おなかを押すと、「ぶう」と鳴きます。

 毎朝、誰かが「ぶうぶう」。お帰りにも誰かが「ぶうぶう」。窓口がなかなかにぎやかです。また、あるときは横並び。あるときは縦並び。そして、また、あるときは3段ピラミッドになっています。子どもたちも気に入っている大切なコミュニケーショングッズです。

 この豚たちは、とても賢くて、お話もできます。

 「おはようございま」

と、言ってあげると、「す」のところだけですが、

「ぶう。」

と、言えます。「ぶう」が「す」に聞こえるから不思議です。

「お」の部分で、「ぶう」と言わせてみましたが、やはり、「ぶ」と同じ、「う段」の「す」が相性が良いようです。

 先日の、なかよしルームのお帰りに、

「豚さんは、いいの?」

とお子さんに問いかけるお母さんの声が聞こえました。

 訊いてみると、

「通るたびにいつも遊んでいるので。」

ということでした。

 ちなみに、この豚さんたちは、沖縄の那覇空港の売店や、宮古島のみやげ物屋さんにたくさんお友だちがいます。