この日はのちゅうりっぷさんは粘土遊び。テーマは「かめさん」です。
みんな一生懸命作って、とても上手に形になっていたので驚きました。
可塑性が高い粘土、といいますか、可塑性の塊が粘土です。力を加えたなりにどんどん形が変化します。とても楽しい教材です。
小さな子の粘土遊びというと、こねこねして、のばして、たたいて等々、感覚的な遊びが思い浮かびますが、やはり「立体」というところに最大の教材性があります。つまり、360度の作品。側面と裏側もあるということです。まだ、3歳、4歳さんですが、ぐるりと回しても、ちゃあんと作れていて、そこに感心させられました。
以前、小学1年生を担任した際、入学後間もない子どもたちに、同じように粘土で動物を作らせたとき、立体に表現したお子さんと、粘土板に粘土を貼り付けてレリーフのように作ったお子さんがいたことを思い出します。造形表現の方法に「ねばならない」はありませんから、レリーフも有りといえば有りですが、指導者としては、自然に「塊」として製作してくれるようになってほしいと考えます。
=粘土板について=
みんなで制作活動を行うときは、作業空間を気にせず全身でのびのびと粘土に触れさせるため、多くの場合は、机上にシートを敷いて取り組ませています。個々の粘土板は、作品の展示や、室内で思いおもいに遊ぶ際に、個々に粘土を用いるときに使用しています。
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