まさごの取組み 4)環境・安全

園 庭 環 境

人に優しく、学びあいを促す環境づくり

本園では、集合住宅居住のお子さんが大多数という生活環境や地域の環境などを踏まえ、子どもたちの学びを促すよう①全身をつかって遊べること②友達の関わりを必然的に促がすこと③見て、触れてやさしいこと④地域にかける環境を補い、豊かな学習体験を促すことの視点から、園庭整備を行っています。また、木製の大型遊具や、多くの友だちと関われるよう2人乗り、3人乗りの三輪車の導入を進めています。どれも単純かつ素朴ゆえに、飽きられることなく、子どもたちの遊びが継続的に発展していきます。また、園内の花壇や畑を使い、栽培活動を行ったり、真砂公園をはじめ周辺施設を活用したりしながら、園に欠ける環境を保育に取り入れるようにしています。

園  舎

平成20年1月に竣工し、幼稚園の園舎に求められる機能に重点を置いています。柔軟に配置変更でき、預かり保育やなかよしルームのための専用室、早退児やバス待ちのためのスペース。教室の前まで土足のまま行くことができ、ベビーカーや車椅子も持ち込み可能な幅広のウッドデッキ。大人用トイレの増設と車椅子対応トイレやベビーカーや車椅子用のスロープなどを設けてあります。子どもたち作品や掲示物を引き立たせるために教室はシンプルに作ってあります。

いのちを守る

防 災 教 育

身を守るに必要な知識や技能を身に着けさせるため、避難訓練を毎月実施しています。各教室に備えてある防災頭巾の着用練習、避難経路や避難の基本動作などの指導、災害時の避難場所の教授など、総合的に行います。

災 害 対 策

○いち早く察知する

緊急地震速報を受信して、館内放送する装置を設置しました。直下型の場合は、P波を検知して施設内に知らせます。

○行動の仕方の基本を作る

災害発生時の行動について、マニュアルを作成。バスについては、緊急時の指示書のほか、バスルート上の緊急避難場所を記した地図を積み込んでいます。

○避難する

第1次避難場所は、火災・地震共通で園庭です。津波や液状化には、対策として、屋上(高さ7.7m GL)を整備し、現在この付近で想定されている高さ(3m強)に備えています。さらに大規模災害のときは、小学校に避難要請します。

○しのぐ(水の確保)

緊急時の水源を確保しています。また、行事で使用する冷凍の食品を多めに準備して、残ったものを庫内で保管しています。先の震災で、親御さんが遅くなったお子さんに食べさせた経験によります。また、必要な熱を得るために、プロパンガスおよび関連機器を準備しています。

○今後の計画

・非常用品の備蓄を進めます

・大型緊急用発電機の導入を計画、検討しています。

・高所への避難の習熟を図ります。

・バス運行時の対策をさらに検討していきます。

侵 入 者 対 策

○見張る・チェックする

全ての来園者を正面玄関から出入りいただき、入退館を管理しています。また、園内10か所以上にカメラを設置して、監視・記録をしています。

放 射 線 対 策

園内の放射線量を適宜測定しています。また、砂場の砂なども放射線測定してのち搬入しています。現在、0.06μSv/h~0.1μSv/hで推移しています。また、排水溝の砂の除去など必要に応じて除染を行っています。芝生の広場は、線量が他に比べて高くなる傾向があるため、現在は、芝生を撤去してあります。